個人事業主になると、確定申告を行なう必要が出てきます。
確定申告には白色申告と青色申告があり、青色申告は10万円、または、65万円の控除が適用されます。
白色申告は単式簿記での記帳が必要ですが、簡易な記入で十分なので手軽にできます。しかし、控除等の特典はつきません。
青色申告は白色申告よりも必要な書類が多く手続きが面倒ですが、青色申告特別控除等の特典がつきます。
2014年以前は白色申告は記帳と帳簿書類の保存は必要ありませんでしたが、2014年以降は青色申告と同様に記帳と帳簿書類の保存をする必要があります。
なので、現在では白色申告のメリットはあまりありません。
青色申告には10万円の控除が受けられる場合と、65万円の控除が受けられる場合がありますが、
10万円の控除を受けたい場合は、白色申告とそこまで違いはなく、それなりの手続きをするだけで控除を受けられます。
65万円の控除を受けたい場合は、複式簿記で記帳する必要があり、かなり面倒ですがメリットは大きいです。
また、65万円控除の場合は、赤字を繰り越す事が出来ますし、家族への給与を経費に出来る等、65万円控除以外の特典もあります。
最近は優秀なクラウド会計サービスがあるので、以前よりは青色申告のハードルは下がっています。
税理士に確定申告を依頼するだけの余裕が無い場合は、クラウド会計サービスや会計ソフトの導入して確定申告の負担を減らしましょう。