【結論】青色申告は安い会計ソフトで十分!プロが教える「損しない選び方」とカラクリ

青色申告決算書はどんなに安い会計ソフトでも作成できる

「来月の確定申告、憂鬱だな……」
「会計ソフトを導入したいけど、毎年の維持費が高すぎる」
「安いソフトだと、税務署に提出する書類に不備が出るんじゃないか?」

個人事業主やフリーランスの方にとって、2月~3月の確定申告シーズンは、精神的にも金銭的にも負担がかかる時期です。

特に「会計ソフト選び」は悩みの種ですよね。
CMで見るような有名なクラウド会計ソフトは便利そうだけど、毎年数万円のコストがかかる。かといって、安いソフトや買い切り型を選んで「やっぱり青色申告できませんでした」なんてことになったら目も当てられません。

しかし、ここで衝撃的な事実をお伝えします。

実は、青色申告決算書を作るだけなら、どんなに安い会計ソフトでも、高額なソフトと「結果」は変わらないんです。

私は普段、SEOコンテンツストラテジストとして多くの個人事業主様の相談に乗っていますが、多くの方が「高機能なソフトを使わないといけない」という思い込み(呪縛)にかかっています。

この記事では、「なぜ安い会計ソフトでも問題ないのか」という業界のカラクリと、コストを抑えて賢く青色申告を乗り切るための具体的な方法を解説します。

これを読めば、あなたはもう「無駄な固定費」を払う必要がなくなり、浮いたお金を自分のビジネスやプライベートに回せるようになるはずです。

目次

【断言】青色申告は「安い会計ソフト」で100%対応可能です

結論から申し上げます。どのような価格帯の会計ソフトであっても、「青色申告決算書」を作成する能力に大差はありません。

なぜそう言い切れるのか? それは、会計ソフトが作られている「根本的な仕組み」がどれも同じだからです。

すべての会計ソフトのゴールは「損益計算書」の作成

数百円のアプリであれ、月額数千円のクラウドソフトであれ、数万円のパッケージソフトであれ、会計ソフトが行っている処理は以下の1点に集約されます。

入力された「仕訳(取引データ)」を集計し、「損益計算書(P/L)」や「貸借対照表(B/S)」として出力する。

複式簿記のルールは、法律で決まっています。高いソフトだからといって「売上が増える計算」をしてくれるわけではありませんし、安いソフトだからといって「経費が認められない」なんてこともありません。

  • 高いソフト:仕訳→集計→損益計算書完成
  • 安いソフト:仕訳→集計→損益計算書完成

どちらを使っても、正しい数値を入力さえすれば、算出される「利益(所得)」や「税額」は1円たりとも変わらないのです。

「安い=機能不足」ではない理由

「でも、安いソフトだと機能が足りないんじゃないの?」と不安に思うかもしれません。

しかし、青色申告に必要な最低条件は「複式簿記での記帳」「決算書の作成(損益計算書・貸借対照表)」の2つだけです。

どんなに安価な会計ソフトであっても、最低限これらを作成する機能は備わっています。つまり、「安いソフトだから青色申告が認められない」ということは、システム上あり得ないのです。

高いソフトと安いソフト、本当の「違い」とは?

では、なぜ価格にこれほどの差があるのでしょうか?
その違いは「計算能力」ではなく、「付加価値(便利機能)」にあります。

わかりやすく比較表にまとめました。

機能・特徴高機能ソフト(クラウド等)格安・簡易ソフト
青色申告決算書の計算◯(自動集計)◯(自動集計)
銀行・クレカ自動連携◯(ほぼ全自動)△ または ×(手入力メイン)
スマホアプリ対応△(PCメインが多い)
e-Tax(電子申告)連携◯(ソフトから直接送信)△(数値を見てe-Taxに入力)
サポート体制◯(チャット・電話など)△(メールのみ等)
価格(年間コスト)1万〜3万円前後数千円 〜 1万円(買い切りも)

価格差の正体は「自動化」と「提出の手間」

高額なソフトが売りにしているのは、主に以下の2点です。

  1. 入力の自動化(銀行口座やクレジットカードと連携し、勝手に仕訳を切ってくれる)
  2. 提出の自動化(作成したデータを、そのままワンクリックで税務署へ送信できる)

逆に言えば、「自分で入力をする手間」と「最後の転記作業」さえ惜しまなければ、高いソフトを使う必要は全くないのです。

【裏ワザ】格安ソフトで賢く青色申告を完了させる手順

「できるだけお金をかけたくない」という方のために、私が推奨する最もコストパフォーマンスの良い青色申告の方法をご紹介します。

それは、「ソフトで計算だけさせて、提出はe-Tax(国税庁サイト)で行う」というハイブリッドな手法です。

STEP 1:格安ソフトで日々の入力を済ませる

まずは、自分に合った安い会計ソフト(またはExcelのマクロ等)で、日々の売上や経費を入力します。
ここで重要なのは、最終的に以下の数値が出せればOKということです。

  • 勘定科目ごとの合計金額(売上、消耗品費、旅費交通費など)
  • 当期の利益金額

多くの格安ソフトには「残高試算表」や「損益計算書」を表示する機能があります。これを開けば、必要な数字はすべてそこに載っています。

STEP 2:表示された数値を「転記」するだけ

ここがポイントです。
高いソフトなら「そのまま印刷・送信」できますが、安いソフトの場合は「表示された数字を書き写す」という作業が1つ発生します。

しかし、これだけです。

えっ、それだけ?と思うかもしれませんが、本当です。
ソフトの画面に出ている「通信費:50,000円」という数字を、国税庁の確定申告書作成コーナーの「通信費」の欄に入力するだけです。

国税庁のサイト(確定申告書等作成コーナー)は年々使いやすくなっており、ソフトで集計した「合計額」さえ分かれば、画面の案内に従って入力するだけで、正式な青色申告決算書と確定申告書が完成します。

この「転記作業(所要時間:約15分〜30分)」を許容できるなら、年間数万円のコストを削減できるのです。

あなたにはどっちがおすすめ?タイプ別診断

とはいえ、「やっぱり高いソフトの方が安心かな?」と迷う方もいるでしょう。
最終的な判断基準として、以下のタイプ別診断を参考にしてください。

A. 「高いソフト(クラウド会計)」を選んだ方がいい人

  • 取引件数が非常に多い(月100件以上など、手入力だと日が暮れる)。
  • 銀行口座やクレジットカードが複数あり、管理が複雑。
  • 簿記の知識が全くなく、借方・貸方がわからない(自動仕訳に頼りたい)。
  • お金で「時間」と「安心」を買いたい。

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B. 「安いソフト(買い切り・簡易版)」で十分な人

  • 取引件数が少ない(月に数十件程度)。
  • 現金取引が多く、結局レシートを見ながら手入力する必要がある。
  • 「転記作業」の手間(年1回30分程度)は苦にならない。
  • 固定費を極限まで削りたい。
  • 最低限の簿記の知識がある、または勉強する意欲がある。

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まとめ:見栄を張らず「身の丈に合ったソフト」を選ぼう

最後に、本記事の要点を振り返ります。

  • 青色申告決算書は、どんなに安いソフトでも作成可能
  • 高いソフトと安いソフトの計算結果(税額)に違いはない。
  • 違いは「入力の自動化」と「提出の手間」だけ。
  • ソフトの集計結果を国税庁サイトに「転記」すれば、格安で申告完了できる。

「みんなが使っているから」「なんとなく有名だから」という理由だけで、高機能すぎるソフトを契約し続けるのは、穴の空いたバケツで水を汲むようなものです。

あなたのビジネス規模や取引数に合わせて、最適なツールを選んでください。
浮いたコストは、広告費や新しい機材、あるいは自分へのご褒美に使ったほうが、よほど建設的ではないでしょうか。

今すぐ、自分の取引量を振り返ってみてください。
もし「手入力でも追いつくレベル」なら、今年の申告からはコストパフォーマンス重視のソフトに切り替えてみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

会社員時代に副業でWebライターを開始し、開業届の提出から青色申告への切り替えまでを独学で完遂。「会社にバレない申告方法」や「副業ならではの経費計上」の実践研究が得意。現在は専業フリーランスとして活動中。難しい専門用語を使わず、初心者でも今日から使える申告術をわかりやすく解説します。

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