マネーフォワードクラウド確定申告の使い方【2026年版】青色申告・白色申告の手順

目次

この記事でわかること

  • マネーフォワードクラウド確定申告の基本機能と料金プラン(パーソナルミニ/ライト/パーソナル)
  • 初期設定から確定申告書の提出までの全工程を5ステップで解説
  • 銀行・クレジットカード・ECサイトとの自動連携の設定方法と仕訳ルールの登録手順
  • 青色申告(65万円控除)と白色申告の操作方法・必要書類の違い
  • e-Taxでの電子申告に必要なマイナンバーカードの設定とスマホ送信の手順
  • 他社クラウド会計(freee・弥生)と比較したマネーフォワードの強みと弱み

「マネーフォワード 確定申告 使い方」「マネーフォワード 青色申告」で検索しているあなたへ。2026年(令和7年分)の確定申告は2026年2月16日から3月16日まで。本記事では、初めてクラウド確定申告ソフトを使う個人事業主・フリーランスの方向けに、マネーフォワードクラウド確定申告の操作手順を画面の流れに沿って解説します。

本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の税務アドバイスではありません。正確な内容は税理士にご相談ください。

マネーフォワードクラウド確定申告とは|2026年版の特徴

マネーフォワードクラウド確定申告は、株式会社マネーフォワードが提供する個人事業主・フリーランス向けのクラウド型確定申告ソフトです。銀行口座・クレジットカード・電子マネー・ECサイトなどと連携し、明細データを自動で取得・仕訳することで、帳簿付けの手間を大幅に削減できます。

クラウド型のメリット|インストール不要・自動アップデート

ブラウザでログインするだけで利用できるため、Windows・Mac・スマホのどこからでもアクセス可能です。税制改正(2026年の青色申告決算書の様式変更など)にも自動対応するため、毎年ソフトを買い直す必要がありません。

対応する申告書類|青色申告決算書・収支内訳書

マネーフォワードクラウド確定申告では、以下の書類を作成できます。

  • 青色申告決算書(一般用)
  • 青色申告決算書(不動産所得用)
  • 収支内訳書(一般用・農業用・不動産用)
  • 確定申告書B(第一表・第二表・第三表・第四表)

なお、青色申告決算書(農業所得用)には未対応のため、農業所得がメインの方は他のソフトを検討する必要があります。

料金プラン|パーソナルミニ/ライト/パーソナル

2026年5月時点の主要プランは以下の通りです(年額・税抜)。

プラン月額年額主な特徴
パーソナルミニ980円9,600円白色申告のみ・データ連携件数制限あり
パーソナル1,280円11,760円青色申告対応・チャットサポート付き
パーソナルプラス3,980円39,800円電話サポート・確定申告書作成サポート付き

無料お試し期間(1か月)があるため、まずは試して操作感を確かめるのがおすすめです。

マネーフォワードクラウド確定申告の使い方|5ステップ

ここからは初期設定から申告書提出までの全工程を5つのステップに分けて解説します。

ステップ1:アカウント登録と事業者情報の設定

公式サイト(biz.moneyforward.com)にアクセスし、メールアドレスでアカウントを作成します。ログイン後、画面右上の「事業者設定」から以下の項目を入力します。

  1. 事業者名(個人事業主の場合は氏名または屋号)
  2. 屋号
  3. 所在地(住民票の住所)
  4. 申告方法(青色申告/白色申告)
  5. 会計年度の開始日(個人事業主は1月1日固定)
  6. 業種(事業所得・不動産所得・農業所得)

青色申告を選ぶ場合は、事前に税務署へ「青色申告承認申請書」を提出している必要があります(提出期限は申告する年の3月15日まで、新規開業の場合は開業日から2か月以内)。

ステップ2:銀行・クレジットカードのデータ連携

サイドメニュー「データ連携」→「新規登録」から、ご自身の銀行・クレジットカード・電子マネーを連携します。連携できる主なサービスは以下の通りです。

  • メガバンク(三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行など)
  • ネット銀行(楽天銀行・住信SBIネット銀行・PayPay銀行など)
  • クレジットカード(楽天カード・三井住友カード・JCBカード・AMEXなど)
  • 電子マネー・QR決済(PayPay・楽天ペイ・Suicaなど)
  • ECサイト(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング)

連携設定後、過去1年分の取引明細が自動取得され、AIが取引内容を判別して仕訳候補を生成します。

ステップ3:仕訳の登録と自動仕訳ルールの設定

「自動で仕訳」画面に取得した明細が一覧表示されます。各取引に対して、以下のいずれかの操作を行います。

  1. AIが提案した仕訳候補を確認して「登録」をクリック
  2. 勘定科目を変更してから登録(例:「会議費」→「接待交際費」)
  3. プライベート利用の取引は「対象外」を選択

一度登録した仕訳パターンは「自動仕訳ルール」として記憶され、次回以降の同じ取引先の仕訳が自動でセットされます。月末にまとめて仕訳作業を行えば、確定申告期に慌てずに済みます。

ステップ4:青色申告決算書・確定申告書の作成

すべての仕訳が完了したら、サイドメニュー「決算・申告」→「青色申告決算書」へ進みます。

  1. 損益計算書(売上・経費・所得金額)の自動集計を確認
  2. 貸借対照表(期首・期末の資産・負債・元入金)を確認
  3. 減価償却費・地代家賃などの内訳画面で必要事項を入力
  4. 「確定申告書」画面で所得控除(基礎控除・社会保険料控除・配偶者控除など)を入力
  5. 税額計算を確認し、納付税額または還付額を確定

ここで大事なのが、家事按分(自宅兼事務所の家賃・電気代の事業使用分)の設定です。「家事按分」画面で按分比率を入力すると、按分後の金額が自動で経費計上されます。

ステップ5:e-Taxでの電子申告(提出)

「確定申告書」画面の「提出方法」で「e-Taxで電子申告」を選択し、以下の手順で送信します。

  1. マイナンバーカードの読み取り(スマホアプリ・ICカードリーダー)
  2. e-Tax用ファイルの出力
  3. 国税庁のe-Taxソフト(またはマネーフォワードのアプリ)から送信
  4. 受信通知の確認・印刷
  5. 納付(口座振替・クレジット納付・ダイレクト納付・コンビニ納付)

電子申告をすれば青色申告特別控除の最大65万円控除の要件を満たすため、紙での郵送提出(55万円控除)より10万円分多く控除を受けられます。

マネーフォワードと他社クラウド会計の比較

主要3社(マネーフォワード・freee・弥生)の比較表です(2026年5月時点・税抜)。

項目マネーフォワードfreee会計弥生会計オンライン
月額料金(青色対応)1,280円〜1,480円〜1,400円〜
銀行連携数約2,500社約3,500社約3,000社
仕訳の自動化精度高い(AI学習型)非常に高い標準
簿記知識の必要性あり(簿記の概念で操作)不要(質問形式で記帳)あり
サポートチャット・電話チャット・電話電話・メール
スマホアプリiOS/Android対応iOS/Android対応iOS/Android対応
e-Tax対応対応対応対応

簿記の知識がある方や、家計簿アプリ「マネーフォワードME」を既に使っている方にはマネーフォワードがおすすめです。一方、簿記がまったく分からない初心者にはfreeeのほうが操作しやすいケースもあります。

マネーフォワードを使う際の注意点

注意点1:データ連携には金融機関のIDとパスワードが必要

マネーフォワードは金融機関のWeb口座にログインしてデータを取得する仕組みのため、各金融機関のログインIDとパスワードを登録する必要があります。情報は暗号化されますが、フィッシング被害を避けるため公式アプリ・公式サイトからのみログインしましょう。

注意点2:プライベート利用との混在に注意

事業用と個人用の口座を分けていない場合、すべての取引が混ざって表示されます。プライベート利用の取引は「対象外」または「事業主貸/事業主借」で正しく処理する必要があります。可能であれば事業用口座を別途用意するのが理想です。

注意点3:消費税のインボイス制度(適格請求書)対応

2023年10月から始まったインボイス制度により、適格請求書発行事業者(課税事業者)は適格請求書の発行・受領管理が必要です。マネーフォワードは適格請求書発行事業者の登録番号を仕訳に紐付ける機能があるため、設定画面で取引先ごとに登録番号を設定しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. マネーフォワードクラウド確定申告は無料で使えますか?

無料お試し期間(1か月)が用意されており、その期間内であれば全機能を無料で利用できます。試用期間終了後は有料プラン(月額980円〜)への移行が必要です。なお、家計簿アプリ「マネーフォワードME」は無料プランがありますが、確定申告ソフトとは別サービスです。

Q2. マネーフォワードでe-Taxはできますか?

はい、対応しています。マイナンバーカードを使ってスマホアプリから直接e-Taxで送信可能です。事前にマイナポータルアプリのインストールと、マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書のパスワード設定が必要です。

Q3. 青色申告と白色申告で操作は違いますか?

事業者設定で「青色申告」を選択すると、青色申告決算書(一般用)と貸借対照表が作成されます。「白色申告」を選択すると収支内訳書のみが作成され、貸借対照表は不要です。青色申告のほうが入力項目は多いですが、最大65万円の特別控除を受けられるため節税効果が大きくおすすめです。

Q4. 仕訳の入力ミスを後から修正できますか?

可能です。「仕訳帳」画面から該当の仕訳を選択し、勘定科目・金額・摘要を変更して上書き保存できます。ただし、確定申告書を提出した後の修正は「修正申告」または「更正の請求」となるため、税理士への相談を推奨します。

Q5. マネーフォワードME(家計簿アプリ)と連携できますか?

可能です。「データ連携」→「マネーフォワードME」から連携設定を行うと、家計簿で記録した取引のうち事業用にチェックを付けたものだけがクラウド確定申告へ自動転送されます。

Q6. パソコンが苦手でも使えますか?

操作はクリック中心で直感的ですが、勘定科目の選択や貸借対照表の理解には簿記の基礎知識があると安心です。難しい場合は、税理士サポート付きの「パーソナルプラス」プラン(年額39,800円)の利用や、税理士への記帳代行依頼も検討しましょう。

まとめ|マネーフォワードで2026年の青色申告を効率化

マネーフォワードクラウド確定申告は、銀行・クレカ・ECサイトの自動連携とAIによる仕訳の自動学習により、確定申告作業を大幅に効率化できるクラウド会計ソフトです。2026年(令和7年分)の確定申告期限は2026年3月16日。最大65万円の青色申告特別控除を受けるには、e-Taxによる電子申告または優良な電子帳簿の保存が必要です。

特に以下の方におすすめです。

  • 簿記の知識が少しはあり、勘定科目で帳簿を管理したい方
  • 既にマネーフォワードME(家計簿アプリ)を使っている方
  • 銀行口座・クレジットカードの連携件数が多く自動化を最重視する方
  • 確定申告期限ギリギリでも焦らず提出できる仕組みが欲しい方

まずは無料お試し(1か月)から始めて、操作感を確かめてみましょう。複雑な税務判断(家事按分・減価償却・インボイス対応)に迷ったら、必ず税理士へご相談ください。

本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の税務アドバイスではありません。税制は2026年5月時点の情報をもとに記載しており、最新の税制・控除額・期限については国税庁公式サイトをご確認のうえ、個別の判断は税理士にご相談ください。

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この記事を書いた人

会社員時代に副業でWebライターを開始し、開業届の提出から青色申告への切り替えまでを独学で完遂。「会社にバレない申告方法」や「副業ならではの経費計上」の実践研究が得意。現在は専業フリーランスとして活動中。難しい専門用語を使わず、初心者でも今日から使える申告術をわかりやすく解説します。

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