個人事業所の方ならば、避けて通ることができないのが2月~3月に行われる青色申告計算所の提出です。自分のお店の一年間の売上や経費についてを計上し、当期の利益を申告するために提出する青色申告決算書。最近では様々な会計ソフトを使って、決算書を印刷したり、電子データのまま申告することが可能となっています。ところでこの会計ソフト、仕事柄どのソフトがいいかと聞かれることも多いのですが、実はどれも大差はありません。価格が安いソフトから高価なものまで、いろいろな会計ソフトが出回っていますが、これらが目指す仕組みは全て同じ。仕訳を入力して、仕訳から損益計算書を作成するという仕組みなんです。どんなに安いソフトでも、最低限、損益計算書もしくは残高試算表を作成する機能がついています。この機能さえあれば、各勘定科目の残高と当期利益等が表示されますから、あとはその数値をそのまま青色申告決算書に書き写すだけでいいのです。もちろん高価なソフトになると、青色申告決算書が印刷できそのまま税務署に提出できたり、電子申告用のデータ作成ができるというメリットはありますが。手書きでいいから青色申告決算書さえ作れればいいという人ならば、実際、どの会計ソフトを選んでも満足していただけると思います。