e-Taxのやり方完全ガイド|マイナンバーカードからID・パスワード方式までフリーランス4年目の独学者がシステム特化で整理した7ステップ

この記事でわかること

  • e-Taxと「確定申告書等作成コーナー」の違いと受付期間
  • 3つの利用方式(マイナンバーカード方式/ID・パスワード方式/代理送信)の選び方
  • 利用者識別番号と暗証番号3種の準備
  • e-Tax送信の7ステップ
  • よくある送信エラー4種と対処、添付書類省略・還付確認

公的情報源: e-Tax公式マイナンバーカード方式/国税庁 確定申告期について(2026年6月閲覧)

結論を先に書きます

e-Taxは 国税の申告・納税・申請を24時間オンラインで行える国税庁のシステム です。令和7年分の確定申告は2026年1月5日からe-Tax送信が可能です。利用方式は マイナンバーカード方式・ID・パスワード方式・代理送信 の3つで、独学者は前者2つから選びます。難しさの本体は送信手順ではなく 「方式選び」と「申告期前のリハーサル」 です。

この記事の要点
  • マイナンバーカード対応スマホがあればマイナンバーカード方式+スマホ署名が最短
  • 準備は利用者識別番号16桁+暗証番号3種(利用者証明用4桁・署名用6〜16文字・e-Tax用)
  • 青色申告65万円控除はe-Tax電子申告が要件。事業所得は年内に環境構築しておく
  • 「送信ボタンを押した」=完了ではない。メッセージボックスの受信通知まで確認する

会計ソフトの直送信機能を使えば、申告書の作成からe-Tax送信まで画面の中で完結します。青色65万円控除のe-Tax要件もそのまま満たせます。

目次

e-Taxとは|確定申告書等作成コーナーとの違い

e-Taxは「国税の電子申告・納税・各種申請のオンラインシステム」、確定申告書等作成コーナーは「申告書を画面入力で作成する無料ツール」です。両者は別物 で、作成コーナーで作った申告データをそのままe-Tax送信できるよう連携しています。

e-Taxでは、所得税・消費税の確定申告書の送信、開業届・青色申告承認申請書などの各種届出、メッセージボックスでの還付通知受信などができます。よくある誤解は「e-Taxにログインしないと申告書が作れない」というもの。実際は 作成コーナーで先に入力し、最終ステップでe-Tax送信を選ぶ のが中心フローです。

確定申告書のe-Tax送信は、令和7年分の場合2026年1月5日〜3月16日の間、原則24時間受付されます(国税庁「確定申告期について」)。土日祝も稼働しますが、メンテナンス時間帯は停止することがあるためe-Tax公式の「お知らせ」で確認します。

e-Taxの3つの利用方式と選び方

個人事業主・副業会社員が選ぶのは、実質 マイナンバーカード方式とID・パスワード方式の2択 です(代理送信は税理士依頼時)。

方式必要なもの向いている人
マイナンバーカード方式(推奨)カード+対応スマホ/ICカードリーダ+マイナポータルアプリ標準。対応スマホがあればリーダ不要
ID・パスワード方式税務署発行の届出完了通知(ID/パスワード)カード未取得で今期を急ぐ人。添付イメージ送信に制限
代理送信税理士の電子証明書税理士に依頼した人(独学では登場しない)

独学者の使い分け
  • マイナンバーカード対応スマホがある → マイナンバーカード方式+スマホ署名
  • カードはあるがNFC非対応スマホ → マイナンバーカード方式+ICカードリーダ
  • カードがまだ無く今期を急ぐ → ID・パスワード方式(所轄税務署で本人確認)

青色申告特別控除65万円の要件のひとつが e-Taxによる電子申告 です(国税庁 No.2072)。事業所得で青色申告する人は、マイナンバーカード方式で年内に環境を整えておくのが安全です。

e-Tax送信 7ステップ

e-Taxシステムの操作面に絞った手順です。申告書の中身(経費・控除)の作り方は別記事に委ねます。

  1. 利用方式を決める:手元のカード・スマホ・PCの組み合わせから方式を選ぶ
  2. 識別番号と暗証番号3種を準備:利用者識別番号16桁、利用者証明用4桁、署名用6〜16文字、e-Tax暗証番号を控える
  3. 読み取り環境のリハーサル:マイナポータルアプリのログインテスト、またはICカードリーダの読み取りテストを申告期前に通す
  4. 作成コーナーで申告書を入力:画面の案内に従い入力。会計ソフト利用者はソフト直送信または申告データをアップロード
  5. 送信前チェック:住民税「自分で納付」、添付書類のイメージ送信可否、受信通知の保存設定を確認
  6. 電子署名して送信:QRコードをマイナポータルで読み取り→カード読み取り→署名用暗証番号入力→送信。完了通知のPDFを保管
  7. メッセージボックスで確認:受信通知→処理状況のお知らせを確認。還付は申告から1〜2か月で入金

暗証番号の役割(ログイン用4桁・署名用6〜16文字・e-Tax用)を取り違えると、署名用を5回連続で間違えてロック→市役所で再設定という事故になります。申告期前にマイナポータルでログイン確認 しておくのが保険です。

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4年で遭遇したe-Taxエラー4種と対処

会計ソフトの公式ガイドではあまり書かれない、独学者が送信でハマる箇所です。

送信エラーと対処
  • ① 署名用暗証番号を5回間違えロック:4桁と混同しやすい。初回前にマイナポータルでログインテスト
  • ② アプリが古くカード読み取り失敗:自動更新オフで旧版のまま。申告期前にアプリを最新版に更新
  • ③ 送信完了通知が届かない:通信エラーで未完結のことがある。受信通知を確認するまでが送信
  • ④ 作成コーナーのセッション切れでデータ消失:こまめに「入力データを保存(.data)」してローカルに退避

よくある質問

Q1. e-Taxはマイナンバーカードがないと使えませんか?

なくても、税務署で本人確認を受けて発行されるID・パスワード方式の届出完了通知があれば利用できます。ただし同方式は近年見直しが進んでおり、新規発行の可否・有効期限は所轄税務署に確認が必要です。青色申告65万円控除を狙う事業主はマイナンバーカード方式が現実的な前提になります。

Q2. e-Taxの利用可能時間は?確定申告期だけ24時間ですか?

確定申告期(1〜3月)は原則24時間(メンテナンス時間を除く)で稼働し、土日祝も受付されます。確定申告期以外も平日8時30分〜24時を中心に稼働しますが、月曜朝や年末年始のメンテナンス時間は停止します。最新の利用可能時間はe-Tax公式の「お知らせ」を確認してください。

Q3. スマホだけでe-Tax送信は完結しますか?

マイナンバーカード対応スマホ(NFC搭載)があれば、作成コーナーのスマホ版から入力〜送信まで完結します。副業会社員の還付申告や雑所得程度ならスマホ単体送信が現実的です。事業所得で青色申告決算書まで作る場合はPC+スマホ署名の連携が操作しやすい傾向です。

Q4. e-Tax送信したら添付書類は提出不要ですか?

マイナンバーカード方式では、医療費通知・寄附金受領証明書・社会保険料控除証明書などをイメージデータで添付送信できる範囲が広がっています。ただしすべてが省略可能ではなく、住宅ローン控除初年度の登記事項証明書等は別途提示・提出が必要な場合があります。最新の省略範囲は申告前に確認してください。

Q5. e-Tax送信後の還付金はいつ振り込まれますか?

e-Tax送信の場合、申告から1〜2か月程度(早ければ3週間程度)で指定口座に入金されるのが目安です。書面提出より処理が早い傾向があります。処理状況はメッセージボックスの「処理状況のお知らせ」で確認できます。

Q6. マイナンバーカードの暗証番号を忘れたらどうすればよいですか?

利用者証明用4桁・署名用6〜16文字のいずれも、3回(署名用は5回)連続で間違えるとロックされます。ロック解除・再設定は市区町村窓口でカードを提示して手続きします。申告期前にマイナポータルでログイン確認しておくと、万一忘れていてもリカバリの時間に余裕が持てます。

まとめ|「方式選び」と「事前リハーサル」で9割決まる

e-Taxは、方式を決めて事前にリハーサルしておけば、送信本番は5分で終わります。

この記事のまとめ
  • 方式はマイナンバーカード方式+スマホ署名が最短。暗証番号3種を控える
  • 青色65万円控除はe-Tax電子申告が要件。年内に環境構築する
  • 送信はメッセージボックスの受信通知まで確認して完了
  • 暗証番号ロック・アプリ旧版・セッション切れは申告期前の準備で防げる

迷ったら、e-Tax公式で利用方式を判定し、マイナポータルでログインテストを通しておくのが安全です。事業所得で青色65万円控除を狙うなら、会計ソフトの直送信機能を確認しておくと本番が楽になります。

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免責事項

※本記事は2026年6月時点の公開情報をもとにした整理です。e-Taxの利用可能時間・添付書類の省略範囲・ID・パスワード方式の新規発行可否は変更されることがあります。最新の運用はe-Tax公式・所轄税務署でご確認ください。個別の税務判断は税理士または所轄の税務署にご相談ください。


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この記事を書いた人

会社員時代に副業でWebライターを開始し、開業届の提出から青色申告への切り替えまでを独学で完遂。「会社にバレない申告方法」や「副業ならではの経費計上」の実践研究が得意。現在は専業フリーランスとして活動中。難しい専門用語を使わず、初心者でも今日から使える申告術をわかりやすく解説します。

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